司法試験

資格の最高峰である司法資格。司法資格の魅力と取得に向けた2つのルートを解説します。
司法試験とは?
司法試験は“資格の最高峰”
法曹三者(裁判官·検察官·弁護士)は、法律の精神を守り、人権を守ることを社会的使命とする法律のプロフェッショナルです。高度な専門性が要求され、複雑な紛争を解決する法曹三者は、ステータスも高く、高収入な職業の一つです。希少性の高い高度な専門知識に支えられた法曹三者は、社会正義·公共、公益性など、やりがいは無限大の注目度の高い職業となっています。
法曹三者(裁判官・検察官・弁護士)の仕事
裁判官~真実·公平を実現する法の天秤~
社会で生じる様々な紛争を、自分の良心と志法·法律のみに基づいて判断していきます。判断に誤りがあれば人権侵害につながりえるため、責任は重大ですが、何者にも左右されずに自分の考えだけで決断できるぶん、やりがいも非常に大きな仕事です。
裁判官の活躍フィールド
- 刑事訴訟
- 民事訴訟
- 行政事件
検察官~法の剣をかざし、悪と闘う~
刑事事件に関して捜査および公訴、裁判の執行の監督などを行う国家公務員です。刑事事件について強大な権力を持っていますが、冤罪事件などを見てもわかるように、その力が誤って行使されれば重大な人権侵害へと繋がってしまいます。被疑者·被告人そして被害者と、社会的な弱者を相手に国家権力を行使するのですから、優れた人権感覚を持ち、相手の気持ちを理解する、想像するということが非常に要求されます。
検察官の活躍フィールド
- 犯罪の捜査
- 裁判の執行
- 裁判所での公判
弁護士~人権の擁護と社会正義の実現を~
皆さんがTVなどでよく見る、法廷で検察官と対峙して被告人の利益を擁護する弁護士の姿は、刑事訴訟での弁護士の仕事です。これに対して、民事訴訟では、弁護士は原告·被告それぞれの代理人として、依頼人に有利な判決を勝ち取るために様々な主張·立証活動を行います。企業や国に対する損害賠償請求裁判やタレントの離婚裁判などのニュースで目にする弁護士が、民事訴訟での弁護士の姿です。
弁護士の活躍フィールド
- 刑事訴訟
- 民事訴訟
- 渉外業務
- 企業法務
法曹三者になるために:法科大学院通学ルート
法科大学院とは?
法科大学院とは、法曹三者(裁判官·検察官·弁護士)の育成を目的とする専門職大学院です。多様な人材を法曹界に送り出す役目を担う法科大学院では、法律を勉強したことのない方を対象とする「未修者コース(修業期問3年)」と、一定の法律知識を有すると認められた者を対象とする「法学既修者(修業期間2年)」があります。これまで法科大学院修了後に司法試験受験資格を得ることができましたが、制度変更により、法科大学院最終学年時での司法試験受験が可能になりました。
メリット1.教授·実務家から多くを学べる!
法曹になるための必須知識である法律基礎科目を始め、実務基礎科目·展開·先端科目など、実務家として活躍するための知識も作り上げていきます。授業は双方向で行われ、教員と議論を重ね、学生同士でも意見をぶつけ合いながら進められます。学部では経験することの少なかった法的思考能力を養成していきます。
メリット2.法科大学院だから実務体験ができる!
「リーガルクリニック」や「エクスターンシップ」など、法科大学院だからできる実務体験が可能!法科大学院では、教員指導のもと、一般人を対象に法律相談を行い、解決案の検討を具体的事例に則して学習していく「リーガルクリニック」や、法律事務所や企業法務などで研修を行う「エクスターンシップ」なども実施されます。専門職大学院である法科大学院に入学したからこそできる、貴重な体験です。
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法科大学院ルートでも、早期卒業·飛び級入学などを利用することで、実際に就くまでの時間を短縮し、かかる学費などの経済的負担も少なくすることができます。また、法律の実力があれば、学費免除の特待生で入学し、さらに経済的負担を減らすことができます。
法曹三者になるために:予備試験受験ルート
予備試験とは?
司法試験受験資格を得るための、「法科大学院修了者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定する」試験です。(司法試験法5条)合格すると司法試験受験資格が得られます。受験資格の制限が無いため、大学在学中から受験することが出来ます。昨今では大学生の受験生も3,800名を超えており、法科大学院と併願して受験する学生が増えています。
メリット1.受験資格の制限がなく、だれでも受験できる
予備試験は、年齢や学年などの受験制限が一切ないため、誰でも受験することができます。短答式試験合格、論文式試験合格、司法試験合格と段階を踏んで目標設定ができるため、具体的な学習計画を立てることが可能になります。令和5度予備試験の最終合格者479人中286人、合格者の59.7%が現役の大学生という結果が出ています。
メリット2.司法試験に直結だから合格率がダントツ
予備試験合格者の司法試験合格率は非常に高い数値で推移しており、令和に入ってからは合格率が80%を下回ったことはありません。令和4年は97.5%、令和5年は92.6%と高い合格率を出しています。これは、予備試験は短答式試験(憲法·民放·刑法のみ)において約7割が司法試験と同一の問題が出題され、論文式試験においても、司法試験を意識した出題形式がとられており、予備試験に向けた学習が司法試験合格に直結しているためです。そのため、大学生の中でも予備試験を目指して学習をすることがスタンダードになっています。
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