「大学時代に是非海外に」英語学習カウンセラー鈴木カオルさんに、留学おススメの理由をお聞きしました。
後悔しない語学留学のための5つのアドバイス

大学生協が海外語学留学をご案内してから、45年以上になります。その間多くの参加者からは、参加して「満足」とお言葉を頂いていますが、満足されずに帰国する参加者も少数ですが、いらっしゃるのも事実です。よくお話を聞いてみると、ちょっとした心構えの持ち方や思い込みが、参加中の満足度に関わってきているようです。ご参加の皆さん全員にご満足いただくために、諸注意をポイントにしてまとめてみました。これらを参考にしていただき、実リある研修をしていただくよう願っています。
1 留学申し込み準備と心構えのポイント
何のために留学に行くのか?目的を考える!
漠然と留学しても成果は出ません。留学の目的を意識すると英語の勉強を頑張れるし語学力も上がります。TOEIC試験の点数を上げたい、海外の大学に進学したい、海外で働きたい等、英語をツールに将来何をしたいか考えよう!
自分が行きたい留学先は?
留学先は文化·生活習慣、気候、食生活など様々です。留学先をあまり知らないで渡航すると留学失敗に繋がります。
選ぶ際は自分の性格や趣味や健康面にも配慮すべきです。それを踏まえて、国は?都市?田舎?学校は?を考えること!
出発前に留学の準備をしっかり!
☆簡単な日常会話と自分の大学生活を話せるようにしよう!
日本人は文法が得意で会話や聞き取りが苦手と言われます。ただ大事なことを聞き取れないのでは困ります。ホームステイなら到着してすぐ、家庭のルールや過ごし方、学校への行き方と重要なことが伝えられるので聞き逃せません。またファミリーでも学校でも、まず挨拶から始まります。自分の日常や人となりを英語で伝えたり、話のネタで「私の住んでる日本はこんな所」などを覚えて行くと現地生活のスタートには最適でしょう。また、外国からの留学生は自国の社会情勢や宗教観などに詳しいので、日本はどうなのかよく聞かれます。
出発前に日本の政治、経済、文化、宗教を調べて、自分なりの解釈を英語で伝えられるようにしておくと万全でしょう。
☆郷に入っては郷に従え!現地の人やルームメイトとコミュニケーション
留学先のあらゆることに興味を持つこと!そして何でも吸収する気持ちで積極的に色々な人と接することが重要です。また、現地の人や外国の留学生の慣習や生活スタイルも様々です。“日本では…”と考えずに、一旦受け入れた上で異文化を理解する努力をすることも必要です。
海外生活では神経質にならない!
☆誰でも落ち込むのが普通。
ホームシック等、ブルーになるのはあなただけではあリません。自分一人だけかと、不安になりがちですが、実は多くの人が同じ思いをしています。
海外生活の始まりは、聞き取れない英語と異文化が畳みかけてきます。日本人はそんな状況におかれている自分に対して、ブルーになったり、神経質になったりします。
でもほとんどの留学生が同じ気持ちを味わっていると思ったらどうでしょう。
数日経つと、聞き取れない英語が理解できるようになって、次のステップに進めるのです。留学中はおおらかにリラックスして受け入れましょう!
☆慣れてくると大丈夫。
ほとんどの留学生は始まって1週間程度で言葉と環境に少し慣れてきます。
聞き取りができるようになってくると、不思議と英語を使いたくなってルームメイトに話かけたり、ファミリーと世間話などの場面が増えていきます。そういったコミュニケーションの積み重ねで「生の英語力」がついていきます。留学中は国籍問わず、日本人同士でも英語を使ってコミュニケーションをとりましょう。
※“日本人ぱかりだから”=英語を使う努力をすれば国籍は関係ありません!逆に、“いざという時、日本語で話せる環境がある”と思いましょう!
自分の言葉で、自分を語ろう!
☆伝えようとする意志が大切です。
カタコトや、筆談でもよいので、自分の意見を伝えようとすることが大切です。
☆会話力より重要なことは「話の内容」です。
流ちょうな会話力より、自分が言いたいこと·話したい内容が大事です。また、自分なりのスタンス、意見を持っていることも重要になります。
※欧米は実務的な世界です。情報をくれて、有益だと思えば、人間関係は広がります。単に流ちょうな会話力だけで、話の中身が無ければ、当初はよくても長続きしないものです。
※「どちらでもよいほうで」といった感覚が、通じづらい環境·文化です。自分の意見をしつかりと伝えましよう。
☆あなたは「日本の代表」です。
好むと好まざるに関わらず、あなたは日本の代表です。それなりに日本について知識を持ち、話せるようにしましよう。
こんな時、「SEQ」での対処法が役立つかもしれません。
話の種について
ファミリー宅、スクールの初日で、自己紹介のフレーズはうまくできても、その後が続かないケースが多いようです。話の種は、日本のことに限らず、自分の家族のこと、趣味、興味有るもの、何でもよいと思います。また、英語で日本を伝えるときの参考になる本もあります。(下図参照)ホームステイ先に一緒に持参するのもいいですね。
『日本まるごと事典』
講談社インターナショナル
日本の伝統、衣食住文化、現代社会すべてがわかってしまうという、優れもの。この本は、日本語と英語両方の言葉で構成されているので、自信を持って説明することができます。
イラストも多く目でも楽しめます。海外へ出かけるとき、外国の方と会うときに持っていきたい1冊です。
『旅の指さし会話帳21JAPANJ
情報センター出版局
たいやき·団子など日本の食べ物を写真入りで説明。現地での会話のきっかけに楽しんで使えます。
2 出発前準備のポイント
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☆荷造りはコンパクトに!荷物を減らすコツとは?
航空会社の受託手荷物には重量制限があります。留学先では大抵のものは入手できます。消耗品やTシャツなどは現地調達する、衣類は1週間分を洗濯や重ね着で着回しするなどで荷物を軽減することができます。
☆旅券の確認やeTAやESTAなど電子渡航認証申請·査証取得
留学先により入国条件や必要書類などが異なります。留学を予約したらすぐに手続きをしましょう。査証の取得には数ヶ月かかるものもありますので、速やかな手続きが必要です。
☆スマホアプリ「WhatsApp」をインストールしよう!
日本ではLINEが一般的ですが、海外では「WhatsApp」というメッセージアプリが主流です。留学中の学校とのメッセージのやり取りやクラスメイトとの交流には不可欠な場合があるので入れておきましょう。登録にSMS認証が必要なので必ず日本出発前に登録しましょう。(世界シェア WhatsApp 50% LINE 3%)
☆英語レベルテストで自分の英語力や弱点の確認をしておこう!
3 出発当日のポイント
☆出発当日の天気予報や最新の交通状況をチェックしよう!
交通機関は夏は台風、冬は大雪など天候に左右されます。国内線や公共交通機関は突然の事故や渋滞の影響は避けられません。
出発前日~当日の天候や公共交通機関の最新の運行状況を確認して余裕を持って空港へ向かいましょう。国内線や公共交通機関は早々に運休を決めますが、国際線はギリギリまで運行する努力をしますので、航空会社の空港対応を受ける為にどんな状況でも空港へ向かう努力をして下さい。
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☆渡航に関わる書類はまとめておきましょう!
旅券、査証書類、航空券(Eチケット控)などと一緒に学校からの入学·滞在関連書類一式は機内手荷物に入れて、入国審査の際にすぐ提示できるようにしましょう。航空券(Eチケット控)は紛失に備えて、スマートフォンに画像やPDFで保存しておくと安心です。ESTAなど電子渡航許可は印刷した物も持参すると安心です。
☆スーツケースを持っての移動は大変。余裕を持って行動!
どんなに少なくしてもスーツケースは重くてかさばるので、階段や坂道の移動も含めると普段のようには進めません。空港までの公共交通機関の手配は十分余裕を持って行いましょう。公共交通機関の一部が多少遅延しても空港へ向かえるように、事前に複数のルート確認·シミュレーションをしておきましょう。
4 現地でのポイント
☆出来るだけ早く、自分の荷物を受け取りましょう。
国際線では荷物がなかなか出てこない、最悪ロストバゲージというトラブルに遭うかもしれません。スーツケースは皆似たようなものなので、すぐ見つけられるように自分だけの目印をつけておくと良いでしょう。スーツケースは航空会社の雑な扱いで車輪が破損している場合もあるので、すぐにチェックしましょう。
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☆空港出迎えを依頼している場合
学校の出迎書類をよく読み、ミーティングポイントへ向かいましょう。出迎えスタッフは便名と到着時間を確認しながらお待ちしています。スタッフが見当たらないからと勝手に動き回らないようにしましょう。
どうしても会えない場合、出迎え書類の緊急連絡先へ連絡して指示を仰ぎましょう。出迎え後は学校手配の車にて滞在先へ向かいます。一般的に学校の出迎えでは、同じ学校の他の留学生も車に同乗してそれぞれの滞在先で順番に降ろしてもらうイメージです。
5 帰国後のポイント
☆帰国後の留学の振り返りと日本での再スタートが大事
留学で英語に囲まれて過ごすと、帰国後は「耳も脳も英語仕様」となります。日本の留学生あるあるですが、帰国すると英語を話す機会が圧倒的に少なく、帰国後2週間程で日本語環境に慣れてしまうことです。
留学経験を生かすには、帰国後はいかに英語を話す場所を見つけるか、学んだ英語を活用する場をみつけるかが重要です。インバウンドのアシストをする仕事でも学習塾や家庭教師でも、少しでも多く英語を使う時間を確保するようにしましょう。
☆留学前と逆のカルチャーショックに注意しましょう!
留学経験者で帰国後「海外で当たり前なのに日本では通じない」と感じる人が少なくないようです。留学前は「海外では日本の常識や慣習が通じない」と感じたことが、帰国後は逆転してしまうという現象です。これにより帰国後、周囲との関係がギクシャクしたり、ふさぎ込んだりすることがあるので注意しましょう。


